市川市の朝日新聞販売店です。

青面金剛塔

  • HOME »
  • 青面金剛塔
【「青面金剛」の文字が刻まれた「庚申塔」】

kongoutou

青面金剛塔

JR市川駅から国道14号に出て東に進み、消防署の先右側に京成市川真間駅に行く細い通りがあります。そこの角に古い石塔があるのをご存知でしょうか?

正面に「青面金剛」と刻まれ、下部には「見ザル・聞かザル・言わザル」の3サルが彫られています。風化が激しく読みにくい文字もありますが、左側に「東 八わた十六丁、中川一里」、左側に「西 市川八丁、江戸両国三り十丁」*と刻まれています。(1町[丁]は60間 で約109.m。1里は36町で約 3.9km)

「青面金剛」の文字は「庚申塔」に刻まれる文字です。庚申(かのえさる)とは60ある干支(えと)のひとつで、旧暦ではこの60の干支を年、日、時間に当てはめてあります。60歳のことを還暦といいますが、生まれたときと干支が初めて一緒になり、暦が一回りしたという意味の言葉です。干支は日にも当てはめられていますから、庚申の日は60日に一度巡って来ます。

平安時代に中国から伝わった道教の民間信仰では、庚申の日に眠ってしまうと、体内にいる寿命を司る死命神から使わされた「三戸(さんし)の虫」が人間の身体を抜け出して、全ての行状を報告するということになっていました。

「三戸の虫」は三種類の虫です。頭に居て目を悪くし、顔にしわを作り、髪を白くする上戸。腸内にいて五臓を悪くし、悪夢を見させ、大食をさせる中戸。下半身に居て命を奪ったり、精力を減退させる下戸があります。

死命神が悪い行いをした人の寿命を縮めてしまうので、三戸の虫が体内から抜け出ないよう一晩中起きていたのです。そのために、60日毎の庚申の日にお堂に集まり、精進料理をお供えし、一晩中飲み食いをしていました。この集会を18回続けた記念に建立したのが庚申塔です。

この庚申信仰が江戸時代に大流行しました。宗教的には身を慎むということから始まりましたが、村人で飲食する楽しい集まりになったようです。市川1丁目にある庚申塔は200年ほどに建立されたそうですから、時期も一致します。

「庚申待」という古典落語もあります。江戸馬喰町の宿屋で、庚申待なので眠る訳にもいかず、泊まり合わせた客たちが、めいめい話をはじめるという内容のものです。3人の客による話はだんだん「ホラ吹き大会」なっていきます。そして、寝てはいけないはずなのに侍が「やかましうて、寝られない」というオチで終ります。
現在は週休、ゴールデンウィーク、夏休み、年末・年始と休みもたくさんありますし、街へのショッピング、海・山へ、レジャー施設への行楽と楽しむ所
もたくさんあります。しかし、祭など他の楽しみが少なかった江戸時代には囲碁や将棋をして遊んだり、農業の情報を交換したりして庚申の夜を過ごしました。

庚申信仰は宗教というよりも楽しみが多かったから続いた行事のように思われます。時代劇に出てくる江戸時代の農民、庶民は悲惨な生活をしていたと想像しがちですが、江戸時代の人たちが楽しく庚申の夜を過ごしていたかが想像できるような気がします。(堀)

【面金剛塔の所在地】

kongoutou_map

【参考】

お気軽にお問い合わせください。 TEL 047-322-4634 受付時間 9:00 - 18:00

古紙回収について

古紙回収のお願い

朝8時迄に回収袋に入れてお出しください。(雨天決行)

古紙回収の日程

新聞休読の連絡はお早めに!

ホームページから「お留守止めのご連絡」が出来ます。詳しくはこちらをご覧ください。
PAGETOP
Copyright © (株)ワイ・エヌ・シー All Rights Reserved.