2:(200103)
少聞多想(市川)/2:「失われた日本の風景(故郷回想):河出書房新社」
- 手元に「失われた日本の風景(故郷回想):河出書房新社」という本がある。昭和20〜40年代の農山漁村と村人たちの写真と共に解説が加えられ、野良仕事をする人、立ち話をする人の写真。働く子供もいる。村には店先で、郵便局で、医院で顔見知りが挨拶をかわし、井戸端会議をしている。「むらーという共同体があった。と、過去形でいわざるをえないのが、いかにもさみしい」と文を担当している神崎宣武さんは書いている。
- 時代を逆戻りさせることは出来ないが、なんとか昔の村のように出会う人が挨拶をかわしたり、井戸端会議のようなものは出来ないものだろうか。
- パソコン通信が盛んな頃、公営の掲示板で知り合った人たちと何度かオフ会(直接会うこと)をした。「文は人なり」というように初めて会ったにもかかわらず気心の知れた友人のようで楽しかった。これなら都会にも村が出来ると希望を持ったこともあった。
- 今はパソコン通信からインターネットに変わった。掲示板も星の数ほど出来た。しかし、あまりにも世界は広く、簡単に身分は明かせない。町内会や自治会が掲示板を持つようになれば「むら」を作るれるかも知れない。もう少し時間が必要だ。(堀)

