3:(200104)
少聞多想/3:「誰か席を譲ってあげたら」と言いたいが。
- 私は千葉から市川まで電車で通勤している。始発から乗車する訳ではないから、平日はまず座れない。最近のこと。80歳くらいのご婦人が途中から乗車してきた。足腰も弱そうで、ヨロヨロとようやく手すりにつかまっている。目の前には青年が3人ほど寝たふりをしている。
- 「誰か立ってあげたら」と言いたいが、こっちは腕力に全く自信がない。携帯電話を注意して殴られた例もある。逆ギレされたら立ち向かえない。腕相撲をしても妻に負けるし、ビンのフタが開かないときは妻に開けてもらう始末。筋金入りの非力なのだ。
- 「何かあれば逃げればいいや」と、とりあえず、「起きろ」とばかりに床を「ドンドン」を思い切り踏んだ。何も反応はなし。暫くしてまた「ドンドン」。一人の青年がヘッドフォンの音が漏れているのかと音量を調整した。また「ドンドン」。反応なし。気味が悪くなったのか、降りる駅なのか、青年は次の駅で降りた。ご婦人にどうぞと手招きし、座って頂いた。
- こんな話をすれば「お前はいつも高齢の方や体の不自由な方に席を譲っているのか?」と言う声が聞こえそうだ。疲労困憊、体調不良以外は席を譲ることにしているが、辛いときは寝たふり。ごめんなさい。(堀)

