24:(200301)
少聞多想/24:「頭の悪いやつは大学に行くんだよな」
- 何年か前に帰郷した折、食事をしようとドライブインに寄りましたら、そこの女将さんに声を掛けられ驚きました。彼女は高校の同級生だったのです。当時、「頭の悪いやつは大学に行くんだよな」などと彼女に向かって言っていたらしく、彼女は今でもそれを覚えていて、私は恥ずかしい思いをしました。
- 1982年に「TATOO[刺青]あり」という映画がありました。銀行に猟銃を持って押し入り、行員1人、支店長、警察官2人を射殺。最後は突入した警察に一斉射撃を受けて死亡した犯人をモデルにした映画です。「ビッグになってやる」といつも言いながら、何も出来ないチンピラ。最後に事件を起しますが、それまでの過程をロックシンガーの宇崎竜童が好演していて、妙に共感を持ちながらビデオを見た記憶があります。
- 彼女に向かって放った言葉は「オレはそれよりビッグになってやる」ということで、考えていることは宇崎竜童の演ずる犯人と同じだったのです。
- 今になってみますと、昔の自分の愚かさにはあきれてしまいます。何の根拠もなしに、それが自分であるからという唯一の理由で「ビッグになれる」と考えていたのですから。「若い自分に戻してあげる」と言われましても、また再び愚かな私になってしまうのなら、昔には戻りたくないですね。(堀)

