31:(200308)
少聞多想/31:読書感想文には困ったクチ
- お盆に実家に行くと、小学生の甥が宿題に悩んでいた。その宿題というのが感想文。甥は感想文を書くために「ハリーポッターと秘密の部屋」という本を学校から借りていて、その感想文を夏休みの間に書かなければならず、困り果てていたのだ。
- 私も読書感想文には困ったクチ。「面白い、つまらない」という言葉しか脳裏には生まれず、まともな読書感想文を書きあげたという記憶が全くない。更に、「簡単に宿題は出すが、感想文の書き方を教わったこともないし、先生の見事な感想文のお手本も読んだことがない。自分にも出来ない難問を生徒に提示しているのではないか」と勘繰りたくもなった。
- ところが、同じ血を引いているはずの妹の娘は感想文・作文の達人。いつもコンクールに入選するし、作文が大好き。本を選ぶのも、自分と同じ境遇の子供が書いた「お母さんは看護婦さん」とか、いじめから立ち直った話など、本を読まなくても何か書けそうなタイトルを選んで来て、最初からセンスの違い見せる。
- 昔、ネットで知り合った文芸評論好きに「文芸評論は評論という形を借りて自分の思想を語ることだ」と言われたことがある。ふむ、それなら私にも書けそうな気がすると思ったが、既に私には手遅れ。この話をしても、甥には感想文は難問のままだろうな。(堀)

