48:(200501)
少聞多想/48:沈黙が雄弁に勝るとき
- 12月18日付朝日新聞土曜版「be」のフロントランナーを興味深く読みました。紹介されていたのは日本プロ野球選手会会長の古田敦也選手。古田選手は一部経営者が描いた「球団合併・1リーグ制移行」というシナリオを選手会と共に阻止する行動を起し、140万を超える署名を集め、ストライキを決行。合併は阻止出来なかったものの球団数維持に成功した。
- このあたりの情報は既に知っていたけれども、興味深かったのは古田選手の過去の話。五輪代表に選ばれるために、一塁カバーリングに熱心な捕手を好むコーチがいれば誰よりも遠くまでカバーへ走る。首脳の話に耳を澄ませて右打ちを評価していれば流し打つ。野村監督のもとでプレーすることが決まれば野村監督の本を読み尽くし、ベンチでは監督のすぐ前に座る。いつもリードを注意されたが、反抗せず、意見も言わなかったそうだ。すべては「出場しなければ意味ない」から。
- 「いつも注意されたが、反抗せず、意見も言わない」という部分は私の最も苦手とするところ。「そうかも知れないですが・・・」「そうなんですけど・・・」とついつい弁解を始め、理屈を言い出したりする。
- 本来、「沈黙は金、雄弁は銀」の言葉は金より銀が高価な時代の言葉なのだそうですが、この場合は現在の価格でも「沈黙は金」。(堀)

