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53:(200506)

少聞多想/53:「ミリオンダラー・ベイビー」

  • 6月1日映画の日。第77回アカデミー作品賞「ミリオンダラー・ベイビー」を観た。クリント・イーストウッドが演じるフランキーはボクシングジムを経営する老トレーナー。ジムの雑用係は「ドライビング Miss デイジー」でひょうひょうとした味のある運転手役をしていたモーガン・フリーマンが演じている。
  • 「フランキーの指導を受けたい」と女性ボクサーのマギーが現れる。フランキーは「女には教えない。よそへ行け」と断る。しかし、マギーは毎日ジムに現れる。熱心なマギーにやがてフランキーは・・・と話は進む。原作は実際に「カットマン」として活躍したF・X・トゥールの『テン・カウント(原題: ROPE BERNS)』(早川書房)。だから、ボクシングのシーン、ナレーションは実にリアルだ。
  • NHK−BS2「モーガン・フリーマン自らを語る」で、クリント・イーストウッドの監督する様子を聞いた。「監督しないで撮影するだけだ」。どう撮影するかスタッフと相談し、どんなシーンにしたいかを俳優に伝える。役者にまかせてしまうのだ。信頼があるからこそ出来ることだと感心した。
  • 映画は勿論素晴らしかった。上映を終えたとき、映画の日でいっぱい入っていたおばさんたちのすすり泣きが聞こえたことも、最後に書いて置こう。(堀)
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