61:(200602)
少聞多想(市川)/61:「愛と死をみつめて」
- 市川シャポーの本屋さんを覗いたら、「愛と死をみつめて」があった。話はぼんやりとは知っていたので、どんな内容なのだろうと立ち読みをする。頁をめくると聡明そうな大島みち子さんの写真。そして、目次の後から「マコと呼んでいいですか?」というタイトルの二段組、3頁もの手紙が始まります。廻りを観察して自分の心の動きを見つめ、自分の言葉で素直に表現した文章が心に響きます。なんと文才のある人なのだろう・・・私は圧倒されてしまいました。勿論、購入しました。
- 1960年、不治の病「軟骨肉腫」に侵された高校生の大島みち子さんは病院で河野実さんと出会います。二人は文通を始め、死直前までかわした400通もの手紙の一部を書籍化したのが「愛と死をみつめて」です。64年には140万部のベストセラー。TVドラマ化、映画化もされ、主題歌は日本レコード大賞を受賞しました。
- 「『新版』のためのあとがき」に「どなたの看病をしているのですか」/聡明で美しかったミコさんは、振り向きざまに声を返した。/「私が病人です」/すべては、この会話から始まった、と河野実さんは書いています。神戸新聞(2005/04/19)の記事「愛と死をみつめて・故大島さん著書40ぶり復刊」によると河野実さんは千葉在住で、まだ、63歳だそうです。(堀)

