68:(200609)
少聞多想/68:「百寺巡礼」を購入。
- 「この頃お誘いがないわねぇ」と妻が言うので、先月号に掲載した「伊酒屋食堂 KenKen」へ食事に行く。その帰り、新検見川駅前の書店で五木寛之さんの「百寺巡礼(第一巻)・奈良」を購入した。
- 私は宗教を信じて来ませんでしたが、宗教には数千年の歴史があり、優れた人物の思想が積み重ねられているはず、有用なものに違いないという思いがあります。それに五木さんの本。五木さんは良き兄貴・父・師匠のような人と勝手に慕っていて、昨年の6月には出身地の「第七巻・東北」を読了しました。全巻読了したいとは思ったものの、そのままになっていたからです。
- 購入を決めたのは「百寺巡礼の旅のはじめに」という前書き。古いインドには人生を学生期・家住期・林住期・遊行期の四つの時期に分ける考えかたがあるそうです。最後の遊行期は全てを捨てて死ぬための旅に出る時期。「一見、さびしい季節のように思われるが、そうでもないだろう」と五木さんは言います。一遍上人は人びととともに、踊り歌いながら念仏の札をくばる遊行の旅を続けました。五木さんは旅から生まれた本を念仏の札のように読者に届けようとしているのです。
- 百寺巡礼を終えた五木さんは『21世紀仏教への旅』という企画で、インド・韓国・中国・ブータンの旅を続けています。(堀)

