72:(200701)
少聞多想/72:映画『それでもボクはやってない』
- 周防正行監督の最新作『それでもボクはやってない』が1月20日に公開された。周防監督と言えば「シコふんじゃった。」、「Shall we ダンス?」等、ウダツの上がらない平凡な主人公をいきいきと描く監督。ぜひ見ようとネットで予備知識を収集した。
- まず、痴漢の裁判シーンが続く映画を誰と見に行けばいいかという問題は一人で行くことに決め、さらに感想を読み進めると評価は高いのだけれど冤罪のことばかり。周防監督ならではの登場人物やエピソード、演出の感想がほとんどない。そして、「周防監督作品ということは忘れるべし」。監督が「面白い映画を作ったつもりはない」と発言していることも知った。
- 公式サイトからリンクしてあるTBSラジオ「久米宏 ラジオなんですけど」を聴くと、今までと同じように知らない世界を覗いたときの面白さを映画にしようと取材を始めたが、あまりに日本の刑事裁判が有罪を前提としていることに驚いたらしく、監督は本気で刑事裁判制度の問題点を描いたらしい。最悪、自主制作の覚悟もしていたようだ。
- 映画館は現実から離れられる場所だ。冴えないオヤジでもスクリーンに没頭している間はヒーローだ。悲惨な映画なら、お金を出してまで観に行きたくはないとも考えるのだけれど、さて、どうしようか・・・。(堀)

