73:(200702)
少聞多想/73:DVD・「同胞(はらから)」
- 昨日、シャポー市川で映画「同胞(はらから)」のDVDを見つけた。「同胞」は1975年に公開された山田洋次監督の作品。寺尾聰さんが
演じるウダツの上がらない青年会長が主人公で、その青年会長のもとに「村人が感動できる舞台を一緒に作らないか」と統一劇場の職員役の倍賞千恵子さんが訪ねるところから映画は始まる。何度も何度も会合が持たれ、「農繁期で忙しい」「赤字が出たらどうする」と話し合われる。クライマックスは「ふるさと」という舞台そのものと、農村の風景、農村に生きる人たちが交互にダブリながら写し出される。 - 今回購入したDVDには山田監督の解説が収録されていて、統一劇場の事や農村青年の出演について話している。農村の青年が出演しているのは映画を観れば分かるが、郵便局員など、かなり大きな役まで農村の青年が演じているそうだ。
- 当時、私も映画に登場するような農村青年だった。入場券を売る立場ではなかったけれど、私の住んでいた農村でも統一劇場の公演が行われ、舞台もこの映画もリアルタイムで観た。
- 今観ると、あれは私の過去の姿なのでは、と勘違いするほどよく描かれている。こんなにも、農村青年でない山田監督が農村の青年を描けるものか。そして、今の若者にもこんな青春があるだろうかと心配もする。(堀)

