74:(200703)
少聞多想/73:少年のまま大人になった彼
- NHKラストメッセージ「夢 果てしなく 冒険家 植村直己」を観た。それで思い出したのが高校時代のこと。植村直己さんが日本人初の世界最高峰エベレスト登頂に成功し、3ヶ月後に北米大陸最高峰マッキンリーに単独登頂、世界初の五大陸最高峰登頂者となった頃、私は友人に誘われて山岳部でもないのに合宿に参加したりする変な高校生だった。
- 友人の一人であるN君の山好きは相当なもので、当時禁止されていた飯豊山系の沢登りの手記を書いて先生に叱られ、安達太良の屏風岩を単独クライミング中に落下して骨折、新聞記事にまでなった。別の友人とオートバイで見舞いに行くと、「これを杖に使え」と父親から言われたそうで、N君はピッケルを掲げてみせた。当時、理解のある親父だとも無茶な親父だとも思った。
- 私は出席しなかったけれど、2002年の高校同期会にN君が自分の撮影した写真集を持って出席していたそうだ。なんでも、彼は八ヶ岳のふもとに住み、今でも登山をし、登山関係で生活しているとのこと。先ほどネットで彼の名前を検索してみると、コラムを寄稿した山岳本の目次に名前があり、登山具メーカ企画開発の肩書きの文書を発見した。
- 少年のまま大人になった彼を思うと嬉しくてしょうがない。登山具メーカにメールでも出してみようか。(堀)

