75:(200704)
少聞多想/75:不運は固まってやってくる
- 頚椎ヘルニアの手術をしてから今年の7月28日で満4年になる。半年、1年と過ぎないと症状が良くなっているかどうか分からないくらい神経の回復は遅いけれど、確実に回復を感じられるのは何によりの喜びでもある。
- それでも急激な天候の変化があると体調が悪く、そういうときには「同じ手術をした人はどうしているだろう」と同じクリニックで手術をした人のサイトを見たりする。よく見るのは私のちょうど2ヶ月前に手術をした、漫画が得意で彼の描いた院長の似顔絵がクリニックの廊下に飾ってあった人のサイト。「ネットの情報にはお世話になった」と感謝しても、なかなか情報の提供が出来ない私と違い、彼はまめに闘病記を記述していたのだ。
- 症状が良くなれば徐々に闘病記は更新されなくなる。しかし、最近、その闘病記に加えて「娘の闘病を見つめる日記」が彼のサイトに加わっていた。病名は急性リンパ性白血病。今年小学校に入った彼女は3年前に発病し、抗がん剤による治療、さらには二度の骨髄移植を受けていて、日記には娘を見つめる親の痛々しい気持ちが綴られていた。経過報告を兼ね、心配する知人にひっそり読んで貰っていた日記を公開したのだそうだ。
- 彼が全快しないうち娘が白血病に……。不運は固まってやってくるものだ。(堀)

