88:(200805)
少聞多想/88:「ダラダラと自由に喜びを表す行進が大好きだ」
- 今年は北京オリンピックの年。オリンピックで印象の強かったものと言えば、なんと言っても子供のときにTVで観た「東京オリンピック」
を外す訳にはいかない。華やかな開会式。「東洋の魔女」の女子バレーボール。レスリング、体操など。日本選手の活躍が映し出されるTVを子供の私は暇にまかせて見続けた。 - 閉会式。その入場行進というのが見たことのないような感動的もので、選手たちがゴチャゴチャに入り混じって腕や肩を組んで楽しそうに入場する。最後に整然と行進する日本選手団の旗手は肩車をされ、お神輿のように担がれている。傘を振って楽団の指揮する選手もいた。なんとも楽しそうで生き生きとした入場行進ではないか。
- そんな外国選手をよそに、赤ジャケットの日本選手団は列も崩さずに行進する味気なさ。思えば開会式の行進も、アメリカが陽気に手を振りながらの入場に対し、日本は軍隊のような行進で、行進は楽しそうに自由に歩くのがカッコいい、と思ったものだ。
- あれから40年後、インターネットのフリー百科事典で、閉会式の入場行進は誘導のトラブルから発生したものであることを知った。うーむ、そうだったのか・・・。だけれども、一糸乱れぬ行進と挙手の敬礼よりも、ダラダラと自由に喜びを表す行進が大好きなのは変らない。(堀)

