103:(200908)
少聞多想/103: NHKスペシャル「日本海軍400時間の証言 戦犯裁判 第二の戦争」を観ました。
- 8月11日、NHKスペシャル「日本海軍400時間の証言 戦犯裁判 第二の戦争」を観ました。元大日本帝国海軍・軍令部のメンバーは終戦から35年後の昭和55年から11年間、秘密に集まり、「海軍反省会」を開いていました。その録音を基に作られた番組です。
- 今回の放送は東京裁判に対する裁判対策が主なものでした。海軍関係者は組織を守るために「第二の戦争」と称し、戦犯対策を進めます。そのために行なわれたのは責任が組織上部へ及ばないよう、罪を現地司令官までで食い止めることでした。司令部は捕虜処刑の命令を出しておきながら、法務官が帰国後行方をくらませます。現地司令官は責任をなすりつけられ、BC級戦犯として処刑されてしまったのです。
- GHQも戦後統治のためには天皇を無罪にする必要があるので、東條英機1人に全責任を負わせる工作が行なわれたようです。その結果、裁判対策が成功したのか、陸軍は6人が絞首刑になったのに対し、海軍には死刑になった人はいませんし、天皇の戦争責任も追及されませんでした。
- 軍国主義で少年は兵隊になることに憧れ、メディアも戦争をあおった時代。価値観の違う過去を現在の価値観で断罪しても意味がないかも知れませんが、国民を守るはずの軍隊が守ったのは何だったのでしょう。(堀)

